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おやじ : 掻き入れ時

 最近の例によって、「久しぶりの更新です」・・・です。
前回、何を書いたか忘れてしまったので、(自分のブログを)見直してみて、
「田の草取りか?随分昔のはなしだなぁ」と思った次第。

 ちなみに、田の草取りは、結局、全面やりきりに至らず、全体で300㎡の内、約1/5は、取り残してしまいました。
その後、夏本番の暑い日々が続き、とても“田の草取り”どころではなくなり、完遂を目前に、諦めました。
一事が万事、おやじの人生そのものです(笑)。

 さて、7月の雨天・曇天が続いた日々と打って変わって、8月の異常なまでの猛暑が続いた昨今、何をしていたかというと、田んぼを転用した畑の“土手草刈り”と、ナスの案内設置です。

 “土手草刈り”は、当ブログで何度か書いてきたように、“中山間地域農業補助金”を受けるため、地域ぐるみで田畑の景観を維持する活動の一環です。
都市部にすむ方が、土日や長期休暇に田舎に遊びに来て、「空気が美味しい」などと、呑気な感想を漏らす陰には、われわれ百姓の、炎天下での草刈り(環境維持活動)があることを忘れて欲しくないです。

 “ナスの案内設置”は、猛暑の合間を見て、少しずつ進めてきました。
何しろ、約40株植え付けた畝が18列あります。
1日1列の案内設置が精一杯で、一昨日(台風10号到来前日)までで、ようやく17列までの設置が完了しました。
もう1列残っていますが、ナスの収穫が終わるまでには、“案内”が全て取り付けられそうです(笑)。

 ところで、今年は7月の悪天候もあり、当地では“ナス類”の収穫が不調のようです。
一方、当ファームでは、今年、ナス苗を大量に植え付けましたが、その収穫が絶好調です。

周囲が不調な中で、当ファームが好調の理由は、肥料を有機肥料のみとしていることが大きいと考えています。
気象条件が悪い年には、有機肥料と化学肥料の差が出やすいというのが持論です。
特に今年は、春先に堆肥が安く手に入ったため、いつもの肥料に加えて、10aの畑に堆肥を軽トラック2台分投入しています。

 そんな訳で、この旧盆を中心とした期間に、ナスだけで毎日1万円超の売り上げを享受しています。
今、盛んに出荷しているのは、和ナス(千両二号、水なす)と、洋ナス(ロッサビアンコ、ホワイトベル、米ナス、カプリス)です。

 ところで、正直言うと、和ナスの栽培時期が、予定より1ヶ月程早まってしまいました。
例年、今頃に収穫のピークを持ってくると、競合が激しく安値合戦に巻き込まれます。
ところが今年は、上記のような理由で、思いの外、競合者が少なく、良い商売をさせてもらっています。

本来は、植え付けをジッと我慢して遅らせ、収穫時期を9月~10月の、店頭でナスが品薄になる時期を狙うのが当ファームの基本戦略です。
今年の結果におごることなく、来年からは、基本に忠実に行きたいと思います。


  最近の1日の収穫(各種ナスと、日によってはビーツもとる)
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  大ナス農場(笑)
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  主力商品のロッサビアンコ
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  主力商品のホワイトベル
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  準主力商品の“米ナス”
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                        以上

おやじ : 田の草取り

 ブログの更新が、ずいぶん久しぶりになってしまいました。
忙しいことも一因ですが、もっと大きな理由は、
農業生活が“板についてきて”、迷うこともなく粛々と作業を進められるようになり、書いて面白い内容がなくなってきたことがあります。
(こう言うのも変ですが)上手く行った話を書き連ねても、嫌味な感じになるのが目に見えています。

そんな中、失敗談ではありませんが、“ちょっとマヌケな出来事”がありました。

 失敗話が面白いとは言うものの、余りにも情けなくて、ブログに挙げられないこともあります。
恥ずかし過ぎて書きませんでしたが、昨年の米の収穫量は、約60Kg(30Kgの米袋で2袋)でした。
田んぼの面積は約3アール(300㎡)で、7年前の栽培初年度は、雑草があまりできなかったこともあり、20袋(600Kg)の収穫がありました。
毎年、除草剤を使わない稲作を続けてきた上に、昨年は、野菜栽培の作業に掛かりきりで、田の草取りもサボってしまいました。
その結果、田んぼは雑草だらけとなってしまい、上記の1/10へ激減した収穫となってしまったのです。

当地は、あまり大きな稲作農家さんはありませんが、それでも平均的に2~3ヘクタールほどの作付けはしています。
つまり、当ファームの100倍ほどです。
ところが、栽培面積が100倍ならば、労力も100倍かというとそうではありません。
大型の田植え機やコンバインの導入で、多分数倍程度の労力で済ませているものと思われます。

 おやじの米作りは、労多くして収穫僅少の“趣味の稲作”という事になります。
当家では、年間にお米を120Kgくらい消費しますので、ほとんどが“購入米”という事になります(上記、収穫量60Kgは、籾での重量で、精米すると更に少量になってしまう)。

合理的に考えたら、米作りは絶対に止めた方が得です。
昨年、収穫を手伝ってくれた奥さんからも、
「来年から(つまり今年から)は、絶対に米作りはやめてくれ」
と、厳しく注文を付けられました。

 ところが、今年も米作りを続けています。
“百姓の息子”は、やっぱり米作りは外せません。
奥さんには、
「米は、出荷しないので、無農薬栽培の原則を曲げて除草剤を撒いて、収量を上げます」
と、約束をしての再出発です。

 初期剤“エリジャン”、中期剤“ウィードレス”、中期・難除草用剤“アッパレZ”の3種類の除草剤を散布しました。
平均以上の、徹底した除草剤使用です。

・・・・ところが、田植えして約1ヶ月が経ち、田んぼを見ると、雑草で一杯です。
雑草図鑑で調べてみると、“ホタルイ”という種類の雑草が密に生え、ところどころに“オモダカ”という雑草が混じっています。

 既に3種類もの除草剤を撒いているので、困って、近所の稲作専業農家さんに相談してみると、
「あれ(ホタルイ)は、2年、3年がかりでないと絶やせない。最後は、テデトルだな」
とのお答え。

 おやじも、除草剤入手に当たっては、何度もJAに足を運んで、JA職員に説明を聞いたり、除草剤商品棚を覗いてきたが、
“テデトール”という薬剤名は、初めて聞いたため、
「JAには、“テデトール”なんて除草剤、売ってなかったけど・・・?」
と、再質問してみたところ、
「“テデトール”じゃなくて、“手で取る”、だよ!」、  チャンチャン。


  除草剤を散布したにも関わらず、田んぼの中に雑草が生えてきた
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  少し近づいてみた様子。主な雑草は難除草雑草“ホタルイ”
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  全体の1/4ほどを、手作業で“テデトール”除去
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  雑草が多く、長期戦が予測されるため、座って作業できるように、“草取り椅子”作成
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  子負虫がたくさんいる。背中に卵をたくさん背負う水中昆虫、絶滅危惧種ではないようだ
  写真の、中央ちょっと右寄り
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  以上

おやじ : 短形ジネンジョのムカゴの植え付けが完了しました

 一昨日から当地も梅雨に入り、畑仕事が(ほぼ)出来なくなりました。
梅雨に入る前日、つまり6/6に、例年に従い、短形ジネンジョのムカゴを植付けました。
“短形”ジネンジョとわざわざ明示したのは、今年は、“長形”ジネンジョのムカゴを、植え付けませんでした。
その訳は、最近、長ジネンジョの出来が良くないからです(シッカリ栽培管理すれば、良品ができるし、売値も高額なことは分かっているのですが、長イモばかり構っている時間が無いので・・・)。

(以前、説明したかもしれませんが)“ムカゴ”は、ジネンジョを含む長いも系の作物に特有の、地上木に成長する“小さなジャガイモのような形をしたもの”で、“種のように”地中に埋めて水を与えれば、芽が出てジネンジョの木に育ちます。

ここで、“種のように”と表現したのは、実は、ジネンジョには“本物の種”もできます。
“ガラガラ”などと呼ばれ、小さな“団扇状”のもので、晩秋に風に乗って飛散します。
その種による繁殖は、ウィルス病などが排除できる反面、発芽バラツキが大きく、また時間がかかるため、ほとんど実施されていません。

 一方、上記“ムカゴ”を使った増殖は、比較的簡単でよく利用されます。
当ファームでも、この方法を採用しています。
ただし、この方法を用いる場合、親となるジネンジョがウィルス病に罹っていないことが絶対条件で、これを保障するためには、“網室(網ハウス)”が必要になります。
網ハウスは、ウィルス病を媒介する“アブラムシ”を排除するためのものです。

 ところで、自然薯栽培歴6年目の昨年(ムカゴからの種イモ栽培歴は5年目)、ムカゴによる種イモ栽培が上手く出来ませんでした。
その訳は、
ジネンジョにも連作障害が起こります。
そのため、出荷用の親イモを栽培する場所は、毎年変えているのですが、ムカゴからの種イモ栽培は、ずっと一ヵ所で行ってきました。
その結果、一昨年の種イモの出来は最悪でした(例年の半分くらい)。
種イモ栽培でも、連作障害が発生するようです。

 そこで、昨年は、いつもの網ハウスは休ませて、(ウィルス病の危険性は承知の上で)露地で、種イモ栽培をしました。
その種イモ栽培も、非常に出来が悪く(草取りが間に合わず、雑草に埋もれてしまった)、今年は、種イモとして、「親イモを残しておいて、それをカットして種イモとし」植え付けました。
実はこの方法、ジネンジョ栽培では、あまり推奨されない方法です。

 来年は、こうしたことが無いように、シッカリと種イモ作りを始めた・・・という訳です。

 さて、今年の種イモ作りには、2点、今までと違うことがあります。
一つ目は、いつもと別の場所のハウスを使う事。
今まで“バカの一つ覚え”よろしく、決まった場所のハウスに天井網を掛けて“網ハウス”にしてきましたが、考えてみれば、ビニールを掛けるか網を掛けるかによって、ビニールハウスと網ハウスの別が生じます。

それなら、いつもはビニールを掛けていた所に、網を掛ければ、網ハウスを別の場所に作れる・・・ことに、今更ながら気づきました。
そこで、昨年までビニールを掛けていた所に、網を掛けて、新たな場所に網ハウスを作ることで、更なる連作障害対策を取りました。

 二つ目は、今回、新たに40本の種イモを外部から購入し網ハウス内で育てます。
種イモは、秋には親イモとなりますが、その過程でできるムカゴを採取し、来年の種イモ作りに用います。
つまり、種イモ作りに使うムカゴの系統の入れ替えを図ります。
今のムカゴ(種イモ)は、6年前に購入した種イモの子孫です。
そろそろ、病気などの心配が出てくることへの対応です。

 網ハウス内(まだ、網は掛けてないのですが)は、3列の畝を作り、真中の畝に、新規購入の種イモを植付けました。
脇の2列の畝に、ムカゴを植付けました。
ちなみに、植え付け自体は奥さんにお願いしました。


  今回購入した短形ジネンジョの種イモ・・・長く置き過ぎて芽が出てきた物もある
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  (当たり前ですが)“短形じねんじょ”と書いてある
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  ムカゴ・・・既に、芽や根が出始めている
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  (まだ網がかかっていない)網ハウスの中央畝に種イモ、両脇畝にムカゴを植えた
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                              以上

おやじ : 田植えを終わらせました

 前回、触れましたが、5/30に、懸案だった今年の田植えを終えました。
取り上げるのが遅くなったのは、田植え機による“本植え”が酷過ぎて、手作業による“植え直し”をしなければ、とても“人様にお見せ”するような状態ではなかったからです。
(田植え機は、稲作を卒業された近所の方から“タダ”で頂いたものですが、その方の名誉のために付け加えれば、機械が悪くて上手く植えられないのではなく、田植えの前段の“シロカキ”が下手なので、上手に稲が植えられない・・・ということです)

それが、ようやく終わったので、ご報告いたします。

 今年の田植えには、特別な思いがありました。
理由は、今年の米作りは、失敗(低収量)が許されないからです。

 昨年まで、毎年稲作を実施してきました。
都合6回(6期)米作りをしてきましたが、3aの小さな田んぼで、
1年目は、約30Kg(籾)の袋で、23袋の収穫ができました。
その後、16袋、12袋・・・と、毎年減少し、ついに昨年は2袋まで減ってしまいました。

 原因は、“無農薬栽培”に拘る一方、他の野菜栽培に多くの時間がとられてしまうため、2年目からは“田の草取り”ができずにいたところ、稲が雑草に負けて、どんどん収量が落ちていきました。
また、同じ“田の草取り”無しでも、年々こぼれる種が増えていくようで、年々雑草の生え方が酷くなっていき、とうとう上記のような状態となってしまいました。

 昨年、稲刈りの手伝いをしてくれた奥さんに、「もう、来年からは、稲作は止めてくれ」とまで言われてしまいました。

 という訳で、今年は、稲作で失敗が出来ません。

 そこで、やや短絡的な感じもしますが、今年は、今まで自分に課してきた“無農薬栽培”の方針を曲げて除草剤を使うことにしました。
昨年から今年にかけては、自家米が足りないので、何回も“購入米”を食べてきました。

『購入したお米は、まず間違いなく除草剤が使われているので、自家米に除草剤を使っても同じこと』

と言ってしまっては元も子もないですが、・・・・そう言うことです。

 自家用としては、“無農薬”の拘りを取り払ってしまいましたが、販売用としては“無農薬栽培”で行きたい・・・です。


  今年は、稲苗の出来が最高に良好
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  タダで貰った田植え機も、一発始動で良好
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  植え付け前の田んぼ・・・高い所あり、低いところありの不良状態
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  田植え機で“本植え”を完了したところ・・・田の端や、植え付け不良多数箇所あり
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  手作業による“植え直し”終了後・・・これから除草剤撒きをする予定
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                            以上

おやじ : 今年のネズミ被害、番外編

 昨日は、懸案の“田植え”を済まし、疲れて早寝してしまいました。
稲作については、“思うところがあって”、今年、特に力を入れていますが、この事については、回を改めて書くとして、
今回のテーマ、ネズミ被害については、最近2回にわたって書いてきました。
他の害獣・害鳥と違って、効果的な対策が見つかっていない、悩ましい問題です。

 今年は、稲苗や他の野菜苗が成長したことにより、自然に解消(来年以降に先送り)しました。
対策は、来年まで持ち越しです。

 ところで、苗物とは別の予想外のネズミ被害が発生してしまいました。
おやじの家には、おやじの父親が遺していった多数の“植木”があります。
イチイや松を中心とした、ありふれたものばかりですが、その中に、「葉っぱが糸状にモヤモヤとした」中高木で、名前がハッキリ分からないものがあります。
当地では、ポツリポツリとありますが、他地ではほとんど見ない種類の木です(下に写真がありますので、ご確認ください)。

 この木、“挿し木”で増やせるのですが、実際には中々難しく、おやじも中学生の頃から、挿し木による増殖に励んできました。
挿し木により「根が出る、葉が出る」まではいくのですが、本格定植すると、「冬が越せない」とか、「2年目くらいに、いつの間にか枯れて無くなってしまう」といったことで、今まで“まともに”育ったことがありませんでした。

 そんな中、6年ほど前、早期退職して“暇がある”ことを利用して、久し振りに50本ほど“挿し木”してみたところ、3本が活着しました。
3本を、本植えしてみたところ、2本は例の如く枯れてしまいましたが、1本だけ活き残り、昨年までに、根本直径8cm程に育ちました。
元の木は、おやじが物心ついたころには、根本径15cm位の成木でしたので、既に樹齢100年近くになっていると思われ、もう少しで寿命により朽ちそうです。

 “苦節40年”ついにやりました。
老木の後継者ができた・・・と、喜んでいたところ、
大変ショックな事態が発生しました。
昨年秋から今年の春の間に、根元を、野ネズミに齧られて、倒れて枯れてしまったのです。

 何故、野ネズミにやられたと分かるかというと、枯れた若木の根元に野ネズミの巣穴が開いていたことと、根本の齧られ方が、真にネズミの齧り跡だったからです。

 何事についても“前向き”が大事と思っているおやじですが、今回のショックは大きく、
再々々・・・々チャレンジするかどうかは、・・・考え中です(涙)。


  池の傍に植えられている“木種不明”の古木・・・もう少しで枯れそう
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  近影、糸状の珍しい葉っぱの木
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  昨秋~今春にかけて、ネズミに根元を齧られ枯れた、“挿し木”で増やした若木
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  野ネズミに齧られた根元
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                              以上
プロフィール

八ヶ嶺ファーム

Author:八ヶ嶺ファーム
 八ヶ岳山麓で、農業を始めた “おやじ”と“息子”です。ローコスト農業を目指しており、農業機材はほどんどが中古機械と自作機器です。
周囲からは、農業しているのか“遊んでいる”のか分からないと言われていますが、飛躍に向けて雌伏の時を過ごしております。

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